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羞恥心を忘れがん検診で命を守る

time 2022/11/21

羞恥心を忘れがん検診で命を守る

女性特有のがん検診を会社や自治体で受けることが多くなってきましたが、それでも欧米諸国と比べると日本人の受診率はまだまだ低いものです。最近でこそピンクリボンの活動、子宮がんを体験した女性タレントを起用してキャンペーンやセミナーが行われ、がん検診でどんなことをするのか、その内容が分かるようになってきました。確かにインターネットが普及する前は、乳腺外来や婦人科、産婦人科でどんなことをやっているのか、知ることはなかなかできませんでした。しかし最近ではインターネットで乳がん、子宮がんと検索すると病院のホームページを簡単に調べることができるようになり、がん検診の内容も分かりやすく説明されていて検査の内容を事前に分かるため、以前よりも不安感を抱くことがなく行えるようになってきました。

検診の中で最も抵抗があるのは、子宮がん検診です。女医さんの数が増えてきたとはいえ、男性医師も多くいます。さらに検査のとき、股が開くいすに座らねばならないし、女性器に器具を挿入され痛いのではないか、と何かと不安になります。さらに子宮頸がんの検査ではそんなに痛みが多くありませんが、子宮体がんの場合、人によっては出血もしますし、しばらく歩けなくなることもあります。

そのような不安から、検査を受けずにおくとがんによって命を奪われることになります。さらに治療を受けようと思って受診すると、すでにがんは進行し手遅れということもあります。命を守るため、一時の羞恥心は忘れ、積極的ににがん検診を受けたいものです。

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