2023/02/03
胃の病気の多くの原因は、アルコールの過剰な摂取や暴飲暴食、または不摂生な生活によって引き起こされると言えます。胃の病気を防ぐためには不摂生やストレスを減らすこと、規則正しい生活を行うことが大切なポイントになります。人間ドックでは上部消化管X線造影検査というものが行われて、バリウム検査とも呼ばれています。X線を透過しないバリウム乳化剤を飲んでから、上部消化管の造影を行って、モニターで確認することによって臓器の病変についての診断をします。
人間ドックで受診できる上部消化管X線造影検査では、胃や食道、十二指腸についての病気の発見を行うことができて、胃がんや食道がん、胃や十二指腸潰瘍の診断を行うときには欠かせない検査となっています。上部消化管X線造影検査によって異常が見つかった場合には、再びX線検査を受けたり、上部消化管内視鏡検査を受けて詳しく調べることになります。がんであることが疑われる場合には、内視鏡検査によって組織の採取をしたり、腫瘍マーカー検査を受診することになります。人間ドックでは、一般的に胃カメラと呼ばれている上部消化管内視鏡検査に関しても受診が可能です。
上部消化管X線造影検査によって、胃がんや腫瘍について疑われたときに行う最終検査として捉えられています。内視鏡として従来より使用されているファイバースコープと、近年開発が行われた電子内視鏡というものが疲れています。ファイバースコープを使用することによって、医師が内部を直接覗き込んで診断ができます。