人間ドックにはがんを発見できるPET検査があります

人間ドックの受診は、様々な医療機関で受けられるようになっており、オプション検査を選択することによって、最新の医療機器を用いて検査が行われますのでがんの発見率を高めることができます。CTやMRIを使用した検査以上にがんの病変を確認することができる検査として、PET検査というものがあります。PET検査では受付や問診を行ってから、採血と検査薬のFDGを注射によって投与します。検査としては1時間ほどの間、安静にしてから撮影を行います。

撮影が行われる時間は、15分から30分ほどとなっており、PETによって撮影された画像をもとに医師からの説明を受けます。従来の人間ドックの検査で使用されることが多かったCTやMRIに関しては、形からがんの発見を行う検査方法となっていました。PET検査では活動状態からがんの発見を行う検査方法となりますので、小さな病変についても確認することが可能となります。PETとCTを組み合わせた形の検査である、PET-CTを利用している医療機関もあり、高い診断率を得ることができます。

人間ドックのオプションの種類によっては、超音波検査や血液検査、MRIなど様々な医療機器を使って精度の高いがん検査が受けられるようになっていますので、がんの心配を持っている人は人間ドックの受診がおすすめとなります。PET検査の受診をしたほうが良い人の特徴としては、家族や身内にがんを発症した人がいる場合や、会社や自治体が実施している健康診断のみしか受けた経験のない方、高血糖や高血圧、不整脈などの症状を患っている方などが挙げられます。