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がん検診の結果について

time 2022/11/06

がん検診の結果について

がん検診を受けて、精密検査が必要という結果が出た場合、もう治らないがんなのではないかと不安になってしまう人は少なくないでしょう。ですが、検診で分かるのは、がんの疑いがあるかどうかで、検診の結果が出ただけの時点では、本当にがんかどうかは判断できない事が殆どです。10000人の肺がん検診を行い、300人が精密検査が必要と診断された場合、この殆どが肺がんなのではないかと考えてしまう人もいるでしょう。ですが、精密検査で本当にがんかどうかを確かめると、がんが見つかるのは10人前後まで減る事も少なくありません。

ですから、検診で精密検査が必要と言われても、がんでない可能性の方が大きい事になります。ただ、がんが見つからなかった人は、全く異常のない人と、がん以外の疾患がある人に分かれる事になります。半数が異常なし、半数が疾患ありと診断されるという結果になる事も多い為、精密検査が必要と言われたら、しっかりと検査を受け、精密検査が必要という結果になった理由をはっきりとさせておく事がお勧めです。他のがんでも、最初のがん検診で、精密検査が必要という結果が出ても、その後の精密検査で全員ががんと診断される訳ではありません。

ただ、がん以外の疾患が見つかる事は多く、精密検査が必要とあれば、しっかりと検査をしておく事が大切です。精密検査といえば不安になる人も少なくありませんが、もしがんが見つかっても、早期発見であれば、治す事は可能となってきています。

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