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がん検診の結果と腫瘍マーカー

time 2023/02/12

がん検診の結果と腫瘍マーカー

日本人の死亡原因として毎年かならずランクインするのが、人体のさまざまな場所にできるがんによる死亡です。こうしたがんを死亡数の多い順にみると、肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんのようになります。そこで、がん検診ではこれらのがんに関連した検査を重点的に行い、その発見と治療に努めるようにしています。がんは悪性腫瘍ともいいますが、腫瘍というのは、もともとは体内の細胞の一部が突然変異を起こしたりして、しこりとなってあらわれるもののことです。

良性の腫瘍であれば、できた場所にそのまま留まり、特に増殖や転移をすることなく、命の危険が及ぶようなものでもありません。ところが、悪性腫瘍であるがんの場合には、人を死に追いやるようなはたらきをすることがあります。こうした悪性腫瘍のがんは、それができた場所によって特徴的な物質をつくることから、血液検査や尿検査で明らかにすることができるこれらの物質のことを腫瘍マーカーとよんで、がんの目印にしているのです。がん検診においても、どのような種類の腫瘍マーカーが、どれだけの数量だけ存在するかを調べます。

がん検診を受けた結果から、腫瘍マーカーとなる物質が一定の基準値以上検出された場合には、その指し示すがんにかかっているおそれが高くなります。腫瘍マーカーが基準値以上だからといって、かならずしもがんと決まったわけではなく、さらに病院などの医療機関で精密検査をして、本当にがんであるかどうかを確認することが必要ですが、一般的にはがんが進行するほど、この値は増えることになります。

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