2023/02/03
がんの発症率は男性58%女性43.1%と全人口の2人に1人が発病する可能性がある病気です。進行が進んでしまい、手遅れとなる前にがん検診でガンを見つけ早期治療を行う事が望ましいとされています。早期発見であればあるほど治療効果が高い事から、画像診断では最も小さな病変を見つけられるPET検査が近年注目されています。通常ガンがこのようながん検診で発見されるには、最初のガン細胞が発生してから10年かかって成長してきていると言われています。
10年かかって、ようやく肉眼で観察できるような大きさに成長するという事です。そのため、最も小さな病変を見つけられるPET検査が最も初期のガンを見つける検査方法ということになります。通常のがん検診で発見されるのは、さらに病変が大きくなってから・・・これでは手遅れになってしまうと神経質になってしまう必要はありませんが、早期発見を望むのであればPET検査以上に早期発見をする手段があります。がん細胞は常に体内で発生しています。
通常であれば、本来備わっている免疫機構が働いてがん細胞を排除していますが、この防衛機構を突破したがん細胞はその数が増えるにつれ、特有の遺伝子を放出します。最先端のがん検診ではがん細胞が放出する遺伝子の血中濃度を測定する事ができ、画像診断では発見する事ができないがんも見つける事ができます。しかも、まだ画像診断では見つけられないであろう段階から発見できてしまうため、定期的に観察することである程度病変が成長してから対処するという方法も選択肢として与えられます。がん遺伝子検査が行える病院も現在では増えてきていますが、比較的高価な検査となるため、費用を確認する事が必要です。